チャートの値動きでトレンドの転換を知ることができます。
それが、「ネックライン」という指標です。
この記事では、ネックラインについて初心者向けにわかりやすく解説します。
後半では、ネックラインのポイントや注意点を紹介します。
【この記事で学べること】
- ネックラインとは
- ネックラインの引き方
- ネックラインのポイント
- ネックラインの注意点
- ネックラインと相性がいい別の指標
FX初心者向け：テクニカル分析の基本！ネックラインとは
ネックラインとは、トレンドの転換点を意味していて、主にチャートパターンの転換したタイミングで線を引いてその線がネックラインとなります。
ネックラインを引くことで、「どのうなチャートパターンとなって、どのタイミングが転換点となるのか」を予測することができます。
- ダブルトップ・ダブルボトム
- トリプルトップ・トリプルボトム
など
ネックラインの引き方のポイント
ネックラインを引くポイントはチャートのどこに点をうって線を引くかです。
その点を見極めることが重要なポイントとなります。
そのポイントとなる点をどうやってうつのかということについて掘り下げていきますね。
ネックラインの基準となる点を決める
下の画像はトリプルトップのチャートパターンでのネックラインです。
トリプルトップを支えしているラインがネックラインとなっていて、３つ目の山でブレイクしていることがわかります。
ネックラインが延長してサポートライン・レジスタンスラインとなる場合もある
こちらも下の画像を見てもらうとダブルボトムのネックラインとなっていますが、そのネックラインの延長線上に注目してください。
ダブルボトム終了後のレンジ相場で下を支えていることがわかります。
つまり、ネックラインがそのままレジスタンスラインとなっています。
ネックラインの注意点
ネックラインには見方の特性上、注意点があります。
それは、「ダマし」です。
繰り返しになりますが、ネックラインとはトレンドの転換点を示す指標であることから、ブレイクのタイミングが注目されます。
しかし、ネックラインをブレイクしたにも関わらず戻ってくることもあります。
それが「ダマし」です。
ダマしを回避するためのポイント
こういったダマしを回避するためのポイントとしては、別の指標を参考にするのもアリです。
例えば、「ダイバージェンス」という指標がありますが、この指標もトレンドの転換するタイミングに発生する指標です。
トレンドの転換するタイミングを狙うためのテクニカル分析の指標があるんです。 これを知っておくことで、順張り・逆張りで注文をする場合にポイントを決めやすくなります。 その指標というのが”ダイ[…]
まとめ：ネックラインはブレイクしたときに必ずしもトレンドが転換するとは限らない
ここまでで、ネックラインについての意味や線の引き方、ポイントまで理解できたと思います。
ネックラインはトレンドが転換するタイミングをチャート上で判断する指標です。
ネックラインを引くタイミング的に、ポジションを取得するタイミングよいうよりは、利確するタイミングに使うことが多くなると思います。
タイミングを図る指標もあります。
それは、「モメンタム」という指標です。
利確するときにネックラインとダイバージェンスと合わせて使える指標です。
「トレンドがどこまで続くのか？」、「どれぐらいの勢いがあるのか？」を知ることができるテクニカル指標が”モメンタム”です。 ポジションを保持するタイミングや利確のタイミングなど、「いつがベストだ？」と悩みますよね。 […]
チャートは生き物に例えるぐらい気まぐれですが、パターンは存在しています。
必ずしもパターン通りとはいかない場合もありますが、いろんな指標を知っておくことでタイミングを逃さずにすみます。
イベントもチャートに影響を及ぼす大きな要因になりますので、そっちも知っておくと思わぬ動きに対応できるようになりますよ。
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