【FX初心者向け】絶対に覚えておくべき強制決済!強制ロスカットとは

 

FXでは損失が膨らむと全てのポジションを強制的に決済させられる仕組みがあります。

それは、”強制ロスカット”です。

 

経験者は身の毛もよだつ言葉ですよね。

初心者の間は経験する可能性も高いと思います。

 

この記事では、ロスカットについて初心者向けにわかりやすく解説していきます。

それと合わせて、ロスカットされる損失額の計算方法や、ロスカットを回避する方法についても紹介していきます。

 

【この記事で学べること】

  • ロスカットとは
  • ロスカットされる額の計算方法
  • ロスカットを回避する方法

 

 

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【FX初心者向け】絶対に覚えておくべき強制決済!強制ロスカットとは

【FX初心者向け】絶対に覚えておくべき強制決済!強制ロスカット(損切り)とは

 

ロスカットとは損切りのことで含み損が出てしまった場合に、決済してこれ以上損失を出さないようにするためのものです。

FXでは、ポジションを保有するとポジションに対して純資産からなる”必要証拠金維持率”と言うものが表示され、その必要証拠金維持率が規定値を下回ると自動的に決済されてしまう仕組みがあります。

それが、”強制ロスカット”です。

 

なぜそういった仕組みがあるかというと、FXでは”レバレッジ”と言う仕組みがあり、トレードを行う金額に対して国内では最大25倍まで金額を大きくすることが可能です。

つまり、10,000円分のトレードでも25倍で250,000万円分まで大きくてきるので、大きな利益を獲得できるチャンスがあります。

逆に、大きな損失を抱えるリスクがあります。

 

そのリスクを軽減させるための仕組みとして強制ロスカットがあります。

 

 

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強制ロスカットは保有している全ポジションに対して実行されてしまう

 

前述でも触れましたが、強制ロスカットは規定値を下回ると実行されてしまいますが、それは保有しているポジション全てが対象となります。

理由は、必要証拠金維持率は純資産と保有してるポジション全ての損益で算出されるからです。

 

つまり、1つのポジションしか保有していない状態で含み損が大きくなり、規定値を超えて下回ってしまった場合は強制ロスカットです。

しかし、複数のポジションを保有していて、1つのポジションの含み損が大きくなったとしても、他のポジションが含み益で利益があれば、相殺するので必要証拠金維持率さえ規定値より下回っていなければ強制ロスカットされないと言うことです。

 

 

強制ロスカットが実行されるタイミングとその金額の算出方法

強制ロスカットが実行されるタイミングとその金額の算出方法

 

ここでは、強制ロスカットが実行されるタイミングと、必要証拠金維持率の算出方法を解説します。

タイミングと必要証拠金維持率をどれだけ維持しないといけないのかを把握することで、資産に対してどれだけの金額でトレードすればイイのかを把握することができます。

 

強制ロスカットが実行されるタイミング

 

FX会社によって違いはありますが、一般的には必要証拠金維持率が規定値(一般的に100%)を下回ると、”ロスカットアラーム”(通称:マージンコール)と言う警告メールが送られてきます。

その後、さらに下回ると強制ロスカットを実行されます。

 

 

必要証拠金維持率の算出方法

 

算出方法は簡単です。

算出方法と具体的な数字を例に解説します。

 

必要証拠金 = 為替レート × 取引通貨量 ÷ レバレッジ倍率

証拠金維持率 = 純資産 ÷ 必要証拠金 × 100

 

次に実際の数字を当てはめて具体例を挙げてみます。

 

純資産は100万円でドル円でトレードを行います。

通貨ペアのドル円(1通貨4円)でレート100円、レバレッジ25倍、取引通貨量=1万通貨で3ロットでトレードします。

この場合の必要証拠金維持率は下のように算出できます。

 

40,000円 × 3ロット ÷ 0.25  = 480,000円

1,000,000円 ÷ 480,000円 × 100 =208.33%

 

 

強制ロスカットを回避する方法

強制ロスカットを回避する方法

 

強制ロスカットを回避するには、FX会社ごとに設定してある規定値を下回らなければ強制ロスカットは実行されません。

その回避の方法は2つあります。

 

  • 口座に資金を追加する
  • ポジションを一部を決済する

 

どちらかを行うことによって証拠金維持率を上げることができます。

 

回避したとしても、含み損が大きくなると必要証拠金維持率が再び下がってしまうので、再度強制ロスカットの危険性が高まります

 

 

まとめ:ロスカットアラートが来るということはトレードの見立てが間違っている可能性が高い

ロスカットアラートが来るということはトレードの見立てが間違っている可能性が高い

 

ここまでで、強制ロスカットの仕組みや回避策が理解できたと思います。

 

そもそもですが、ロスカットアラートがくると言うことは、トレードの見立てを間違っている可能性が高いと思った方がイイです。

例えば、チャート分析から読みが大きく外れていたり、ロット数が多すぎたり、損切りの予測がたてれていないなどの問題点が挙げられます。

 

その場合、一度トレードスタイルを見直す必要があります

 

特にFX初心者の間は、分析や予測と言ったことに対して経験不足になりがちなので強制ロスカットを実行される可能性が高いです。

なので、最初は低ロット低レバレッジを意識してトレードしてきましょう。

それと、ロスカットアラームがくる前提での予測をしないようにして、ロスカットアラームがくる前にポジションに対してストップ注文(損切り注文)しておきましょう。

 

FXは利益を出すための分析・予測は大事ですが、それと同時にリスクを最小限に抑える分析・予測はもっと大事です。

慣れるまではメンタル的にしんどいですが、それを乗り越えることができないと利益を生むこともまた難しくなりますよ。

 

 

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