「デイトレード」ってたくさんのモニターでチャートを表示させて、1日中パソコンにはりついてトレードをする上級者なイメージはありませんか?
中にはそういった人もいますが、デイトレードは基本的にチャートにはりついてトレードを行うようなものではありません。
むしろ、初心者はデイトレードが始めるのがおすすめです。
この記事では、短期トレードの定番のデイトレードについて解説します。
後半では、デイトレードについてのポイントやデイトレード向きの通貨ペア、デイトレードのやり方、デイトレードに向いているFX会社も紹介します。
【この記事で学べること】
- デイトレードとは
- デイトレードのメリット・デメリット
- デイトレードのポイント
- デイトレード向きの通貨ペアと向かない通貨ペア
- デイトレードに向いているFX会社
FXの取引手法:デイトレードとは
デイトレードとは、1日の間にトレードをして次の日にポジションを持ち越さないトレード方法のことです。
つまり、「その日に完結」というトレード方法ですね。
FXは株と違って、1日中市場が開いています(土日は除く)。
東証で株式市場が開いているの時間
【平日】
09:00〜11:30
12:30〜15:00
そのため、時間による縛りがありません。
いつでもポジションを取得できて、いつでも利確(利益確定)できます。
デイトレードのメリット・デメリット
デイトレードがどう言ったものかを理解してもらったところで、ここからはメリットとデメリットを解説します。
デイトレードのメリット
- 当日で完結するので、気持ちがソワソワしない
- ずっとパソコンにはり付かなくてイイ
- 利益が上がるのが速い
- 大きな損失を出すリスクが低い
- 売りポジションでマイナスのスワップポイントを気にしなくてもイイ
デイトレードのデメリット
- パソコンに張り付かなくてもイイが、海外のFX時間の開場時間は気にする必要がある
- ファンダメンタルズに影響されやすい
- 1回のトレードで大きく利益を上げることが難しい
- 書いポジションでプラスのスワップポイントがつかない
デイトレードをやる上でのポイント
ここからは実践的な内容です。
デイトレードが始めやすいトレードですが、基本的なポイントを押さえておかないと、少額でも損失を出す可能性が上がってしまいます。
リスクの可能性を潰すためにも、デイトレードをやる上での基本的なポイントはチェックです。
- 動きがある通貨ペアにする
- 朝、夕、夜のFXの市場が開く時間をチェック(海外では時差によって開場時間に違いがあります)
- 当日のイベントチェック
- 注文を入れるときは指値と逆指値の約定注文も合わせて入れておく
動きがある通貨ペアにする
1日の間にある程度の動きが見込める通貨ペアを選ぶ必要があります。
おすすめの通貨ペアとしては、先進国系の通貨がおすすめです。
- ドル(アメリカ)
- ユーロ(ヨーロッパ)
- ポンド(イギリス)
- オーストラリアドル(オーストラリア)
朝、夕、夜のFXの市場が開く時間をチェック
FXは1日中トレードができますが、開場時間が存在します。(土日明けなど)
開場時間では、チャートが大きく動くことが多いです。
FXは世界の通貨の為替取引となるので世界中の人がトレードをしています。
時差があるので、開場の時間にも差があります。
しかも、トレードする人の母数も変わってきます。
- オセアニア時間 :6時~7時
- 欧州時間 :15時~16時
- ニューヨーク時間 :20時~21時
当日のイベントをチェック
デイトレードでは、ファンダメンタルズの影響を受けづらいですが、大きな指標の発表や要人発言などのイベントがあると、そのタイミングだけでも大きな動きをする場合があります。
そのため、当日のイベントはチェックしておくとイベントによる損失のリスクを下げることができます。
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注文を入れるときは指値と逆指値の約定注文も合わせて入れておく
基本的なことですがチャートから目を離す以上、絶対やっておいたほうがイイことです。
先ほども触れましたが、イベントなどで一時的でも大きな値動きがあった場合、ストップ注文(逆指標)をしておかないと大きな損失の可能性があります。
逆に、大きな含み益が出た時に指標注文を入れておかないと、大きな利益を見逃すこともあります。
デイトレードにおすすめのFX会社を選ぶポイント
デイトレードでは、1日に何度もトレードを行う特性上おすすめのFX会社が存在します。
ここでは、デイトレードを中心にトレードを行う人向けにFX会社を選ぶ上でのポイントとおすすめのFX会社を紹介します。
- スプレットが狭い
- 約定力が強い
- 公式アプリがある
スプレットが狭い
トレード回数が多い場合、スプレットの幅が1番気にされるポイントです。
つまり、買い値・売り値での差額のことです。
スプレットでのコストは1回分の額に換算すると小さいですが、回数が増えると積み重なって大きくなります。
そのコストを下げる意味でスキャルピングやデイトレードなどのトレード回数が多い取引主砲の場合、スプレットの幅が狭いFX会社がおすすめです。
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約定力がある
1日のトレード回数が多い取引手法の場合、小さな利益の積み重ねです。
そういったトレードでは、「今、このタイミンングで利確したい」といったことも多くなります。
基本的に約定する時には、数秒のタイムラグが発生するので数秒の遅れで少額かもしれないですが、利益が少し減る可能性があります。
その可能性を少しでも軽減させるために、約定注文を入れてから約定するまでがなるべく強力なFX会社がおすすめです。
公式アプリがある
デイトレードでは、チャートから目を離こと可能性が高いです。
外出しているタイミングではチャートは観れても「このタイミングで注文したい」となった場合に迅速に対応できません。
ブラウザでは、文字やボタンが小さいので押し間違いなどのリスクもあります。
そこでスマホ用の注文もできる公式アプリがあると便利です。
画面が小さいことを考慮した作りになっているので、押し間違いなどのリスクも軽減されますし、スマホ操作での注文を入れることも簡単です。
ポイントを全て押さえたおすすめのFX会社3選
まとめ:FX初心者はデイトレードで慣れて行くのもアリ
ここまでで、デイトレードについて理解していただけたかと思います。
デイトレードは基本的にその日完結なので、不安を次の日に持ち越すことはありません。
初心者だからこそ、トレードとはどう言ったものなのかを掴むためには絶好のトレード方法です。
トレードというものに慣れてきたら、デイトレードを基準に「もっと短時間でバンバントレードをやりたい」という人は、”スキャルピング”という超短期トレード手法にチャレンジすればOKです。
逆に、「もっと長いスパンで大きく利益を出したい」という人は、”スイングトレード”などの中長期トレードにチャレンジするのもイイと思います。
いろんな手法を試して自分にあったトレードを模索していき、自分のフィールドを見つけてそこで戦うようにすることで利益を上げて損失のリスクを減らすことができるはずです。