【FX初心者向け】分析手法ファンダメンタルズ分析とは

 

月末とかにチャートをみると、ある時間に急激な値動きが発生することが多いです。

その現象には、ちゃんと理由があります。

 

それは、「経済指標の発表」や「要人発言」です。

ここでは、そう言ったイベントに対して分析を行う「ファンダメンタルズ分析」について解説します。

 

 

「どう言った経済指標に注目すればいいのか」、「どう利用すればいいのか?」なども合わせて解説します。

うまく利用すれば、大きく利益を産むことも可能です。

 

【この記事で学べること】

  • ファンダメンタルズ分析とは
  • ファンダメンタルズ分析の基礎知識
  • ファンダメンタルズ分析の注目すべき指標とポイント

 

 

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【FX初心者向け】ファンダメンタルズ分析とは

FXの分析手法:ファンダメンタルズ分析とは

 

ファンダメンタルズ分析とは、通貨の国の経済状況や金融政策などをからチャートを分析する手法となっています。

 

テクニカル分析は、チャートの動きやオシレータの通貨の強弱などからこれからの値動きを予想するものでした。

ファンダメンタルズ分析はチャートの値動きではなく、世界情勢や国々の政策や経済情報などチャートの外側の情報からこれからの値動きを分析するものという認識でOKです。

 

 

ファンダメンタルズ分析の面白いところは、Twitterなどの要人の発言も相場に影響を及ぼします。

つまり、アメリカの大統領がTwitterで呟いた内容で為替相場が動いたりします。

 

ペンギン先生
ファンダメンタルズ分析をする場合、公式な発表はもちろんチェックしないといけないですが、要人のTwitterもチェックすることがおすすめです

 

現アメリカ大統領のトランプ大統領は、ご存知のとおり豪胆な発言をすることが多く、Twitterでもそれは変わりません。その発言でよく相場が動くことがあります。

それを業界では、「トランプ砲」と行ったります。

 

 

関連記事【FX初心者向け】FXの分析手法テクニカル分析とは

 

 

ファンダメンタルズ分析の覚えておくべき基本知識

ファンダメンタルズ分析の覚えておくべき基本知識

 

冒頭でも触れましたが、ファンダメンタルズ分析では、「経済指標」などのチャートの外側の情報に関しての知識です。

そこで、FXでよく注目される情報について解説します。

 

注目される情報の何に注目すべきかということも合わせて紹介します

 

 

ファンダメンタルズ分析の基本知識:経済指標

 

それぞれの国の経済の状況を把握するための指標となる情報です。

 

よく知られている経済指標だと”GDP(国内総生産)”などが挙げられます

 

 

大体は月末に発表されることが多いです。

それと、日本時間で言うと夜〜深夜に発表されるることが多いです。

 

理由は、米国(ドル)は日本と時差がおよそ14時間あるため、米国の日中が日本の深夜です。

欧州(ユーロ)も日本との時差がおよそ9時間あるため、欧州の日中が日本の夜です。

 

 

ファンダメンタルズ分析の基本知識:金融政策

 

「金融政策」とはそれぞれの国の中央銀行(日本だと”日本銀行”)が、物の価値や通貨の価値を安定させるための行われる政策のことです。

 

日本でいうとアベノミクスが金融政策にあたります。
ペンギン先生
アベノミクスの政策をザックリ説明すると、デフレが続き、通貨(”円”のこと)の価値が上がりすぎてしまっていたため、通貨を市場に大量投入して量的金融緩和をさせて「インフレを起こさせよう」と言った頼作でした。

 

 

ファンダメンタルズ分析の基本知識:要人発言

 

冒頭でも触れましたが、国における重要人物や中央銀行のトップや幹部などの人の発言で市場が劇的に動くことがあります。

 

ペンギン先生

日本でよくある要人発言だと、日本銀行の総裁(現在:黒田東彦)の発言ですね。公式の場での発言が注目されます。

 

FXの月間イベント表などをみると、「○月○日の○時〜」という風に記載があります。

参考までに為替関連のイベントが記載されているサイトのURLを貼っておきます。(為替ニュース|みんかぶFX

 

 

ファンダメンタルズ分析のポイント

ファンダメンタルズ分析のポイント

 

ここまでで、ファンダメンタルズ分析がどう言ったものかを理解できたと思います。

ここからは、どの国のどのようなイベントに注目するべきかと言うことを解説していきます。

 

 

どの国の経済指標が重要か

 

先進国の経済指標がチャートに影響を与えやすいです。

 

ペンギン先生
円で取引するなら日本も当然チェックすべきですね

 

  • 米国(ドル)
  • 欧州(ユーロ)
  • 日本(円)

 

あとは、自分の取引しているペアの通貨の国ですね。

例えば、”ドル”や”ユーロ”以外で有名な通貨だと、ポンド(イギリス)や豪ドル(オーストラリア)などが挙げれます。

 

 

どんな経済指標に注目すべきか

 

経済指標は多くあります。

その中でも、特にチャートに影響を与える経済指標を3つ紹介します。

 

  • 雇用統計
  • 金利発表
  • GDP(国内総生産)

 

 

”雇用統計”とは

特に「米雇用統計」が有名です。

つまり、アメリカの雇用統計のことです。

 

米雇用統計を例にすると、全10項目の統計が発表されます。(失業率など)

 

経済が良い感じだと、失業率も低くドル相場は上昇しますし、逆だと下降します。

 

チャートはそんな単純なものではないですが、考え方としてはそう言った感じです

 

 

”金利発表(政策金利)”とは

政策金利とはそれぞれの国の中央銀行が金融政策をする上で設定する金利のことです。

一般的に金融機関に向けての融資での金利です。

 

見方としては、通貨ペアでみます。

金利の高い通貨のほうが買われやすい傾向にあります。

 

例えば、ドル円のペアで”ドル”の方が金利が高い場合、ドルの方が買われるためチャートは上昇します

 

 

”GDP(国内総生産)”とは

国内で生産される物やサービスなどの生産物の総額のことです。

もう少し掘り下げると、「名目GDP」「実質GDP」があります。

 

ザックリ説明すると、下の通りです。

 

  • 名目GDP:経済活動を評価した額
  • 実質GDP:名目GDPから物価変動の影響を除いた額

 

実質GDPの方が、変動する額を除いたものとなるため、より正確な額となります。

ポイントとしては、”実質GDP”に注目すべきですね。

 

 

まとめ:ファンダメンタルズ分析は事前にわかっていることが多い

ファンダメンタルズ分析は事前にわかっていることが多い

 

ここまででファンダメンタルズ分析についての内容と、「どの国のどのようなイベントに対して何を見ればいいのか」が理解できたと思います。

ファンダメンタルズ分析はFXのイベントページを見てもらえばわかるように、事前にわかっていることが多いです。

 

そのため、事前にその国の経済情報を調べたり、例年の結果を参考にすることで予測が可能です。

とはいえ、経済指標や金融政策はまだしも、要人発言は突発的にあることも多々あります

 

なので、ファンダメンタルズ分析をするときは、情報収集が鍵となります。

イベントページでチェックするのはもちろんですが、国内ニュースや海外ニューズ、Twitterなどで情報を集めておくと要人発言のタイミングが事前にわかる時があります。

 

ペンギン先生
情報を集めるのはタダなので、あとはどれだけ効率的に有益な情報が集められるかが重要ですね

 

 

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