トレードで自分の思った方と反対に動くことが多くないですか?
それは”カモ”にされているかもしれません。
FXでは大衆がカモにされる場合が多いです。
なので、FXではよく「裏を読め」と言いますが、「”裏”って何?」って感じですよね。
それは、”大衆心理”のことを言っています。
この記事は、大衆心理を読むことがなぜ重要なのかを初心者向けにわかりやすく解説します。
それと、大衆心理を読むポイントや具体的に大衆心理を可視化できるインジゲーターも紹介します。
知らずに”大衆”の一員になってしまっているとカモにされているかもしれませんよ。
【FX初心者向け】利益を上げるなら!大衆心理を利用せよ
そもそも”大衆心理”とは何かというと、「みんながやっているから」です。
つまり、”みんな”がとっている”同じ行動”です。
では、なぜ大衆心理を読むことことがFXで利益を上げるために重要なのかというと、”みんな”がエントリーしている方へチャートが動くからです。
じゃあその”大衆心理”をどう利用すれば利益につながるかということまで掘り下げてみます。
大衆心理をどのように利用すればイイのか
下の画像を見てください。
急激な暴落からの急上昇ですよね。
このパターンは大衆心理が大きく働いていすので解説します。
まず注目すべきは、105.000円の場所です。
ここに到達するまでに下降トレンド中だったので、逆張りの注文が集中していたことがわかります。
つまり、大衆心理的に言うと「下降トレンドだし、少し上がってまた下がるから、上がったタイミングで逆張りしておこう。105.000円は区切りもいいしこの辺で逆指標注文入れとこ」となったはずです。
案の定、下がりましたが、大衆心理が働いているので大きく下がりすぎです。
しかも、104.000円で売りで順張り注文していた人も巻き込んでいるので、さらに下降に勢いが増します。
その後、103.100円あたりで急上昇しています。
これは、105.000円 + 104.000円でエントリーした大衆が103.000円で決済注文を入れていたため、一気に利確したと言うことですね。
※スプレットのため、103.000円よりちょっと上となっています。
このシチュエーションでどのように大衆心理を読めば良かったのか
もう一度先程の画像を見てみます。
この場合だと、下降トレンド中なので、グランビルの法則では「戻り売り(上抜け)」の条件に合致し、□の左側で105.000円で反発しているので、ネックラインを引くことができます。
この条件から、105.000円より上に抜ける可能性は低いと思われます。
つまり、105.000円で売り注文が固まっていることが考えられます。
そのあとはの104.000円については、下降トレンド中である前提で□の左側で1度104.000円に触って上がっています。
これは、104.000円は区切りのいい数字であることから、「これ以上、下がらないだろう」と言う大衆心理が働いています。
その後は案の定、上がったものの勢いが足りずに再び下がってきているので、もう1度104.000円で上がる可能性は低いです。
なぜなら、1度104.000円で大量の買い注文が発生しているため、再びそこで同じことは起きません。
さらに言うと、チャートを常に観ているという人は基本的に少ないため、成行注文ではなく逆指標注文である可能性が高いです。
これらの理由から下がる可能性は高いと考えられます。
利確のタイミングは”言わずもがな”ですよね。
103.000円のラインです。
FXで大衆心理を読むポイントと身につけ方
ここまでで、大衆心理を読むことの重要性を理解できたと思います。
ここでは、大衆心理を読むにあたってのポイントを解説していきます。
逆の可能性を考える
チャート分析では、いろんな指標から「これからチャートは買いに伸びるはずと」決断し、買い注文を入れますよね。
ですが、そこで注文を入れる前に逆の可能性を考えましょう。
「買い」と判断するのは大衆心理からなる結論かもしれないからです。
つまり、巨額の資金をもっている機関投資家達はそのタイミングを狙っている可能性があるからです。
可能性も考慮することをクセつけることで、チャートの動きが予想と反しても落ち着いて行動ができます。
区切りののイイ数字は大衆心理が働きやすい
FXで常に画面に張り付いてトレードをしている人は少数派です。
そのため、あらかじめ注文をセットしたりする場合が多いです。
注文をセットする場合、よっぽどの理由がない限り中途半端な数字をセットしないですよね。
そういった区切りのいい数字は注文があるまりやすい傾向になるので注意が必要ですね
気づいていましたか?”○○.000円”や”○○.500円”などの区切りのいい数字の付近で、グイッと上がったりガクッと下がったりしていることに。 狙い目でもあり、注意しないといけないタイミングなんです。 &nb[…]
大衆心理の不安を利用する
FX市場にいる人の大半は初心者や中堅です。
そういった人達は損失が発生した時の心理状態は、「今は下がっているけど、これから上昇するはず…」と言う期待です。
そのような期待は基本的に外れる場合が多いです。
と言うものも、不安は連鎖するからです。
比較的に下降トレンドにみられる現象ですが、チャートは上昇するときはジワジワに対して、下降はストンと落ちる場合が多いですよね。
例えば、その大衆心理を読んでグランビルの法則に当てはめて「戻り売り」でエントリーすれば、下降トレンドにうまく乗ることができます。
FXをしていると、どのタイミングでエントリー(ポジションを保有するタイミング)するのがベストなのかをすごく意識しますよね。 一番ベストなのは、トレンドが始まる直前にエントリーできれば、最高ですよね。 &nbs[…]
FXでの大衆心理が集まっているポイントを読むインジゲーターとそれが使えるFX会社
大衆心理はどうしても、分析結果から推測するしかなないです。
でも、使い方次第では大衆心理を可視化できるインジゲーターがあります。
それは、板情報です。
ここでは、板情報とは何なのか、板情報が見れるFX会社はどこなのかを紹介します。
板情報
板情報とは、どの値段で”買い注文”、”売り注文”がされているか見ることのできる情報のことです。
下の画像が板情報です。
単純に大衆心理に当てはめると、買い注文・売り注文が集中しているレートが該当します。
この情報とチャートの値動きを見ながら、大衆心理を予想していきます。
参考:外貨どっとコム
板情報が見れるFX会社
気づいていましたか?”○○.000円”や”○○.500円”などの区切りのいい数字の付近で、グイッと上がったりガクッと下がったりしていることに。 狙い目でもあり、注意しないといけないタイミングなんです。 &nb[…]
まとめ:FXは大衆心理で値動きが決まる
FXでは、世界中の人が1つの市場に参加しています。
そのため、”大衆”の規模が桁外れです。
株式投資ならキャピタルゲイン以外にも、メリットがあります。
FXは基本的に2種類の稼ぎ方です。
それは、キャピタルゲイン・インカムゲインです。
どちらもチャートの動きやエントリーの保有の仕方が密に絡んできます。
つまり、チャートを動かしている大衆心理が直に利益に直結します。
本質を読むのは最初は難しいですが、こういったことは日々の積み重ねで訓練していくしかないので、まずは辞めずに続けることを目指してトレードをやってみてください。
利益を焦ると、大衆と同じ心理状態となりますよ。
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