「トレードをしようと思ったけど、値動きが全然ない…」なんてことありませんか?
短期トレードで利益を狙うならトレードする時間が重要です。
FX初心者は取引の時間をあまり意識したことないですよね。
実はFXをやる上で気をつけなければいけない時間が1日に3回あるんです。
その3回というのは、主要国のFX市場が開場する時間です。
この記事では、FXをやる上で重要な3つの時間とは何時と、それぞれの特徴を解説します。
【この記事で学べること】
- 重要な時間とは何時なのか
- それぞれの時間の特徴とチャートの動き
- なぜ時間でそこまで変わるのか?
- 4つの時間で特に注意が必要なタイミング
- どういうトレードをしている人が影響が特に大きいか
FX初心者がきおつけるべき1日4回の市場が活発になる時間
まずはじめに、FX市場が活発になる時間を紹介します。
- オセアニア時間 :6時~8時
- アジア時間 :10時〜11時
- 欧州時間 :15時~16時
- ニューヨーク時間 :21時~22時
4つの時間のそれぞれの特徴
1. オセアニア時間 :6時~8時
FX市場で世界で1番最初に開く市場で、参加者も少なく流動性もあまりありませんが、チャート指標である”窓”が開きやすく、特に土曜日から月曜日の市場が閉まっている曜日から開場するタイミングでは、特に多くみられます。

2. 東京時間 :10時~11時
アジア圏の経済指標の発表で少し動きがあります。
流動性も少しずつ出てきて欧州時間まではわりと落ち着いている印象です。
3. 欧州時間 :15時~16時
落ち着いた市場から一気に流動性を増します。
市場が一気に反転することがあるので注意が必要です。
流動性はけっこう高い印象です。
4. ニューヨーク時間 :21時~22時
アメリカの経済指標は注目度が高いので特に市場が動くので注意が必要です。
流動性はかなり高くなります。
4つの時間でFX市場が活発になる理由
時間と特徴を知ってもらったあとは、なぜその時間に市場が活発になるかを解説していきます。
なぜかというと、投資をしている人口や各国のヘッジファンド(※)の規模に比例していると考えられます。
当然、人口が多ければそれだけFXトレードをやっている人も多くなりますし、世界の主要国のヘッジファンドは多額の資金を動かすのでチャートにも影響がでます。
※ヘッジファンドとは
投資家たちからお金を集めて、代わりに投資を行う会社のことです。
株でいうと投資信託みたいな感じですね
主要国の人口と世界のヘッジファンドランキングの抜粋をまとめましたのでそれを見ると、納得できると思います。
- アメリカ
- EU加盟国(通貨が統一されているため国という位置づけ)(※)
- 日本
※:イギリスも含む
まずはシンプルに人口だけを見てみます。
- アメリカ:(総人口)約3.10億人 × 1% = 310万人
- EU加盟国:(総人口)約5.12億人 × 1% = 512万人
- 日本:(総人口)約1.26億人 × 1% = 126万人
次に世界のヘッジファンドのランキングみてみます。
下のランキングを見るとアメリカやEU加盟国ばかりが上位を占めています。(少し前のデータですが信頼性はあると思います)
- ブリッジウォーター・アソシエイツ/1695億ドル/米国/グローバル・マクロ
- AQRキャピタル・マネジメント/649億ドル/米国/グローバル・マクロ
- マン・インベストメンツ/500億ドル/英国/CTA
- オクジフ・キャピタル/472億ドル/米国/マルチ・ストラテジー
- スタンダード・ライフ・インベストメンツ/353億ドル/英国/マルチ・ストラテジー
この仮説からでも値動きが激しくなる理由の説明できますが、実際の値動きを見ても東京時間~ニューヨーク時間にかけて値動きが激しくなっていることがわかります。
FX市場の開場時間の4つそれぞれで共通する特に気をつけないといけないタイミングとは
4つの時間の解説をしましたが、この4つに共通する特に気をつけないといけないタイミングがあります。
そのタイミングとは、経済指標の発表の時間です。
経済指標の発表のタイミングでは、内容次第で一次的とはいっても大きな値動きをする可能性があります。
月末とかにチャートをみると、ある時間に急激な値動きが発生することが多いです。 その現象には、ちゃんと理由があります。 それは、「経済指標の発表」や「要人発言」です。 ここでは、そう言[…]
まとめ:4つの時間ではスキャルピング・デイトレードは特に影響大
1日の気をつけなければいけない4つの時間については理解できたと思います。
これをふまえて特に注意が必要なのは、短期トレードをメインにしている人です。
中長期(スイングトレード・ポイントトレード)をメインにしている人は、”何日”、”何週間”、”何か月”というスパンで予想しているのでこの4つの時間には影響されづらいと言えます。
短期(スキャルピング・デイトレード)だと、”その日”、”その時間”なので大きく影響を受けます。
FXでより速く利益を出すトレード手法として「デイトレード」は知られていますよね。 それより速いトレードを手法があるんです。 それは、「スキャルピング」と言うトレード手法です。 デイト[…]
「デイトレード」ってたくさんのモニターでチャートを表示させて、1日中パソコンにはりついてトレードをする上級者なイメージはありませんか? 中にはそういった人もいますが、デイトレードは基本的にチャートにはりついてトレードを行うようなもので[…]
チャンスを掴む or 損失の可能性を少しでも潰すためにも、FXでトレードをする時間を気をつけるべきですね。
FXトレードは24時間できるので「いつでもいいや〜」と思っていると、大きなチャンスを逃しているかもしれないですよ。
関連記事 FX初心者がやりがちなミス!トレードする上で重要な2つのこと